私は、現在40代の主婦です。私の初めての出産は、20代後半のときでしたが、今でも辛くて思い出したくもないくらいの記憶になります。初めての妊娠で、本当ならうれしくて喜びに満ちているのが普通なのかもしれませんが、私の場合、子供が苦手だったり、産むのが怖くて怖くて、妊娠したとわかったときから憂鬱な気持ちでした。妊娠中は、体重の増加のしすぎで、お医者さまから注意を受けましたが、特別に問題なく母子ともに健康に過ごすことができました。臨月が過ぎ、いよいよ予定日の一週間前になったある朝の日、お腹に違和感を感じました。なんだかチクチクしたような痛みでした。それは陣痛の始まりでした。出産するかと思うと不安で仕方ありませんでした。その後、陣痛の間隔が短くなり病院に連絡して車で向かうことになりました。破水し、出産室に入ってから、およそ2時間後に、男の子を出産しました。やはり出産の痛みは耐え難いものでした。赤ちゃんも健康でほっとしました。やっと妊娠生活から開放されたかと思うとうれしかったですが、これからの育児を思うとまた憂鬱な気持ちでした。夜中に出産し、よく朝には母子同室で、育児が始まりました。しかし、出産直後から、私は体調を崩してしまいました。初めての出産でしたので、そういったものなのかと思って我慢していました。発熱しており、氷枕を用意してもらい、横になってはいましたが、新生児がいては休んではいられません。時々、看護師さんなどが、様子を見にきてお世話をしてくれましたが、授乳やおしりのお世話などやることはたくさんあり、更に体調の悪化を感じました。体調不良のまま、産婦人科を退院しましたが、自宅に帰ったとたん、高熱で倒れて救急車で、大きな病院に搬送されました。急性腎盂炎でした。赤ちゃんは、元々入院していた産婦人科で面倒を見てもらえることになり、助かりました。高熱で辛すぎて、意識を失いました。退院後も、服薬しているので授乳もできませんでした。赤ちゃんのお世話も体が辛くて誰かに助けてほしかったです。産後そのようなことがあり、産後の肥立ちが悪く、ずっと体調不良の日々が続きました。昔の人の言った、産後1ヶ月は無理してはいけない、というようなことは、本当にその通りだなと実感しました。出産する女性は、育児は大変ですが、周りの協力を得て、体を労って大事にしてほしいものです。
20代のときの初めての出産後、救急搬送される
