40歳の専業主婦です。今では3人の子宝に恵まれて育児に奔走する毎日ですが、2人目を妊娠、出産したときのことがとても印象に残っています。2人目を妊娠しているとき、上の子は3歳でした。妊娠がわかってからつわりがなくなるまでのほぼ6ヶ月、ほとんど外出できずに上の子にはかわいそうな思いをさせました。遊びたい盛りなのに家遊びばかり、外出といえば隣のスーパーに買い物に行くくらい、食事も手抜きで、よくガマンしてくれたなぁと思うくらいです。それもあって、つわりが終わってからは罪滅ぼしのようにたくさん出かけました。お友達と公園に行ったり、児童館のイベントに参加したり、本当に楽しかったです。でもムリをしすぎたのか、妊娠8カ月の頃、夜中に出血したのです。慌てて病院に電話しタクシーで夜間診療にかかりました。近所でも厳しいとうわさの怖い女医さんです。何を言われるかと怯えていたら、案の定叱られました。上の子を指差して、「この子がお腹にいたときもそんなにムリして動いたの?違うでしょ?もっと大事に大事にお腹の中で育てたでしょ?今お腹にいる赤ちゃんも同じようにしてあげなさい。あなたがお腹にいたときもこうやって、大事にしたのよ~って見せてあげなさい。」と。2人目を妊娠したときは上の子のフォローを一番に考えてあげましょうと、よく育児書で目にします。でもその先生曰く、それは間違いだそうです。1人目だから、とか、2人目だから、とか関係なく、どの命も大事にする。妊娠中に上の子がまだ小さくてわからなくても、いつかわかるときがくる。だから上の子がかわいそうだからとムリして動くのはやめなさいと言われました。その後は里帰り出産を予定していたのですが、心配だからと予定より早く里帰りするように言われ、実家近くの病院で無事に出産することができました。妊娠中の体重増加にも厳しく、泣いている妊婦さんもいるくらいです。でも、その厳しさは命を大事にしているからだと気づきました。去年3人目を出産しました。引っ越したため違う病院にかかりましたが、先生の言う通りムリして赤ちゃんに負担をかけることなく、無事に出産できました。上の2人も妊娠中から協力してくるて、今も弟のことをとても可愛がってくれています。いい母でいなければ、とムリをしがちですが、子供はちゃんとわかっています。自分も同じように愛情を受けて生まれてきたことを。
40歳女性 2人目を出産するときの上の子との関係性
