35歳女 陣痛促進剤での出産で度肝を抜かれる

現在、私は小学3年生の娘と3歳の息子を持つ専業主婦です。


人生で初めてだった娘の出産の時、今思えば笑い話になるような体験をしました。


娘はお腹の中ですくすくと育ち、途中までは順調でしたが、妊娠8ヶ月の時に切迫早産気味と言われ張り止めの薬を服用することになりました。

効果てきめんだったのか、予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来る気配はなく、結局予定日を1週間ほど過ぎたところで、陣痛促進剤を使った出産をすることになってしまいました。


当日、指定の時間に陣痛室へ行き、点滴による促進剤の投与が始まりました。

通常の陣痛は徐々に痛みが増し、その間隔が短くなっていきます。

これは、出産前のプレママ教室でも教えてもらいますが、促進剤を使った時の陣痛の事は教えてもらいません。

促進剤を使った陣痛は“徐々に”というものは無く、一気にMAXの痛みに達します。

これには通常の陣痛しかイメージできていなかった私の度肝を抜きました。


点滴を続けたまま分娩室に移動し、いよいよ出産という時。

もう促進剤が無くても大丈夫だろうということで、一度点滴を止めることになりました。

私はもう辛いのと赤ちゃんの顔を早く見たい気持ちでいたので必死に頑張りましたが、なかなか生まれませんでした。

陣痛が弱まってきていたのです。

結局もう一度点滴を開始し、またすぐにきつい陣痛が来ます。

赤ちゃんの頭が見えてきたころ、助産師さんが「髪の毛フサフサですよー、触ってみてください」と言いました。

私は正直「痛くてそれどころじゃないよ!」と叫びたい気持ちでいましたが、そこをこらえて貴重な体験ができるかもしれないと思い直し触ってみました。

しかし、やはり痛みが勝ってしまいよくわかりません。

私はもう貴重な体験はいいから一刻も早く生んでしまいたいと思い必要以上にいきんでしまいました。

そして、陣痛室に入ってから7時間後、ようやく娘が生まれてくれました。


促進剤を使用した出産は安全だと言われています。

実際私も娘も元気で何も問題ありませんでした。

しかし、急激にくる陣痛には少し心しておくといいかもしれません。

私のように度肝を抜かれて貴重な体験を逃してしまわないように。

そして、必要以上にいきむのもよくありませんでした。

出産後、とても腫れてしまい辛かったです。

これから出産を控えている方には、助産師さんの合図をよく聞いて力を合わせて頑張って欲しいです。

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