36歳男 第1子出産に立ち会って感じたこと

石川県在住の36歳男性、既婚です。

医療関係の仕事をしています。


私は昨年末に第1子の男の子が生まれました。

私達は共に30代半ばということもあり、なかなか子宝に恵まれず、2回目の体外受精で授かった赤ちゃんでした。


特出すべきエピソードとしては、出産2カ月前に奥さんが切迫早産になる可能性があるとして入院したことです。

お腹が痛いとかかりつけ医の産婦人科に行ったら、診断の結果、切迫早産の可能性があるとのこと。

絶対安静の生活を安定期を迎えるまでする必要があり、奥さんの一日中点滴を受ける生活が始まりました。

クロスワードパズルや小説を持ち込んで、退屈をしのぐ日々。

私は洗濯物の取り替えなどで毎日行きました。

また、産婦人科の院内食は夕飯にたくさんごはんが出ることから、私も協力してごはんを食べました。


それから安定期に差し掛かり無事に退院しました。

退屈した直後に食べたい物はある?と聞くと焼肉が食べたいとのことでしたので、その週の週末ランチで焼肉へ行きました。


その後、数日経ち陣痛が始まり、出産に向けて準備が始まりました。

予定日より2週間近く早まり私も焦りました。

当初奥さんのお母さんと私が分娩室に入る予定でしたが、風邪をひいていたお母さんは分娩室には入れず、私だけ立会人となりました。

陣痛で苦しむ奥さんのそばで、横にはいるもののうちわで扇ぐことしかできず、自分の無力さを痛感しました。

陣痛に苦しむ奥さんは「帝王切開して下さい」と助産師さんに懇願していました。

昨年生まれたお姉さんが陣痛が始まって24時間後に帝王切開をしたということで、自分も帝王切開することになる。

だから、一刻も早く切開して下さいというのです。

助産師さんは母子共に元気だから、ここで帝王切開はもったいないと拒みました。


分娩室に運ばれてから約6時間後、室内に動きがあり、健康体の赤ちゃんが生まれました。

タオルケットがかけられた奥さんの股から赤ちゃんが顔を覗かせた瞬間は今でも鮮明に覚えています。

元気な産声を聞かせてくれて、胸を撫で下ろしました。


これから出産を迎える方にお伝えしたいのは、どの選択肢を選ぶ際も赤ちゃんファーストで考えて下さいということです。

我が家も切迫早産で入院することになった時も資金はどうする?と入院をためらった時もありました。

ただ調べれば、地方自治体の助成金で資金は返ってくることがあることがわかったので安易な考えで選択してほしくないと思います。

赤ちゃんが一生生きていくことを考えて、最善を尽くして頂きたいです。


長々と文章を読んで頂きありがとうございました。

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