二人の子どもを育てる40代の主婦です。子どもを授かるというのは、予定しても予定どおりになる訳ではありません。私の場合もそうでした。30歳になり、広告デザインの仕事を、ようやくフリーとしていただけるようになった矢先の妊娠で、ギリギリまで仕事をして、結局、入院を入れて10日ほどで復帰しました。その時は、仕事がなくなるという怖さに必死で仕事をしました。もともと睡眠時間があまり多くないタイプだったので、子どもの夜泣きも苦にならず、子どものベビーチェアを足で揺らしながら、パソコンに向かっていました。授乳時に、テキストを読んだり、スケジュールを確認したりする事で、なんとかこなしていました。効率的に動けているという実感があったので、充実しているようにも思いましたが、打ち合わせ時などになると、割り切って子どもを預けて仕事をする、と思っていたものの、いざ出産すると、子どもから離れられない自分がいました。極力、子どもを連れて打ち合わせに行く事が出来たのも、周りの方々のおかげでもあったと思います。しかし、仕事は減りました。そんな事もあり、子どもの世話で、仕事が中途半端になったと思われたくなかったので、必死に仕事をしました。仕事をいただいていたプランナーさんは、自分の奥さんの出産の経験も踏まえて、ペース配分してくれていたのだと思いますが、当時はとても不安になり焦りました。今思えば、もう少しゆったりしても良かったのではないか、と思います。子どもを近くに置いて仕事をしていたので、子どもの成長は感じていますが、もう少し心に余裕を持って、育児を楽しむ事も出来たのではないか、と思います。仕事にも旬というものがあると、私は、今も思っています。一度でも、身を引くと、得られないものもあると思っています。しかし、子育てにも旬があると思っています。そして、その旬は、自分次第だと思います。身近すぎて見えにくいですが、自分の身体や出産は、やはり奇跡的なものだと思うので、大切にしてほしいと思います。
46歳女 産後仕事の復帰は、納得のいくように時期を考えよう
