46歳女 陣痛室で我慢した結果、分娩室まで子どもの頭を押さえられた

40代の主婦です。


私は30歳で初めての出産を経験しました。


主人は、ちょうど仕事が忙しく、立会いなどは毛頭考えていませんでした。

双方の両親が駆けつけてくれると言っていましたが、どちらも他県でしたので、泊まるためのお布団の用意などを考えたりするのが億劫で、病院で出産なのだから、一人で大丈夫だといい続け、陣痛が来た時も、きちんと時間を計り、病院に行ってもいいだろうという時間に病院に向かい、先生の診察を受けてから、夕方に主人に連絡をしました。


でも、まだ、時間がかかるとの事だったので、夜まで来なくても大丈夫だし、産まれてからでも大丈夫、と伝えました。


自分でも恐ろしく冷静だと思いながらも、誰か来るとこの冷静さを保てない気がしていました。


陣痛は、予想外にきつくて、モニターを見ながら、波が来ると恐怖にいっぱいでしたが、遠くでとても騒がしい声と看護師さんのバタバタと走る音が聞こえました。

大変なお産があるのだろうか、無事に出産できるといいな、などと、辛くてもそんな状態にない自分はまだ楽な方だと思いながら、誰の出産かも分からないのに変に心配をしていました。


それでもだんだんとこちらの痛みも増していく中、一人の看護師さんが走る中、私をのぞきに来てくれました。


その看護師さんは、騒がしくてごめんね。

もう一人もうすぐ出産される方がいて、どちらの方が早いかな?と言いながら、彼女は私をチェックしながら、慌てだしました。


すぐにストレッチャーが運び込まれましたが、もうすでに、私は自力で移動できない状態で、シーツごとストレッチャーに移されました。

よくここまで一人で我慢できたね、と言われましたが、放ったらかされていた感もありました。


分娩室に着くまで、看護師が子どもの頭を押さえていたような気がします。

着いたと同時の出産でした。

分娩室で出産しても良かったのではないかと今でも思っています。


深夜の出産で、病院に、立会いに間に合うように連絡するから、と自宅待機を促された主人は、子どもの声を聞けなかった事を恨んでいましたが、無事に出産できた事やもう一人の方のようにしんどい思いをせずに済んだ事だけでもよかったと思いましたが、もう一人の方もとても安産だったと聞いてびっくりしました。

痛みは人それぞれなんだと思いました。

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