47歳 女性 帝王切開の実況中継はきつかった

40才で3人目の子供の出産の時のことです。

1番目の出産の時から帝王切開だったので2人目も3人目も出産前から帝王切開って決まっていました。

1人目の時は陣痛途中で急遽帝王切開になったし初めての事で恐怖とドキドキで全く余裕がなかったし、帝王切開後の痛みでもう出産の時の瞬間の気持ちについて記憶も無いくらいです。

2人目は初めての時よりは若干余裕はあったもののイマイチ記憶が無いくらいです。

ですが、3人目は強烈な思い出になっています。

もう、出産して7年も経ったけど、昨日の事のように思い出せます。

病院の方針もあったのかも知れませんが、1人目、2人目の出産の時は帝王切開は夫の立ち会い出産がありませんでした。

3人目は妊婦検診の時から帝王切開でも立ち会いが出来ると聞いていたので主人に立ち会いしたいか聞いてみるとしても良いよって事だったので立ち会いをしてもらうことにしました。

出産予定日の前々日に入院して帝王切開に備えました。

まだ入院した日はバタバタした感じもなく気持ちも特に落ち着いていました。

翌日は出産前の最終検査やらで色々してたら1日があっと言う間に過ぎていました。

そしていよいよ出産当日。

さすがに当日になると3人目でもドキドキしました。

また帝王切開後の痛みの恐怖や無事に健康で産まれてくれるか。

色々な思いが頭のなかを廻っていました。

落ち着かない私をよそに主人はと言うといつもとあまり変わらない様子。

いつも仕事が忙しいので休みの日はほとんど寝てるような感じなのでこれから帝王切開の立ち会いって時でも眠いのか?逆にドキドキの気持ちを隠して普段通りを装っているのかイマイチわからない感じの態度でした。

しかし、いざ帝王切開が始まると、産まれる瞬間のちょっと前位から主人が手術室に入ってくるかと思っていたら麻酔をする前から手術室に通されて。

私が手術室に入る前に会ったときと明らかに表情が変わっていてイキイキニコニコしていました。

子供が産まれる事が嬉しいのもあったろうけどそれ以上に主人の楽しみは帝王切開を見られる事にあったようでした。

帝王切開が始まると野球の試合中継実況放送のように私のお腹の状況を報告してくれました。

私は麻酔が効いているので痛みや感覚はないけど首から上は普段通りなので手術の実況中継は怖いし気持ち悪くて気にはなるけど主人に実況中継は止めて貰いたかったです。

でも、子供の産声を聞いたときは不安な気持ちも、実況中継の嫌な気持ちも一気に吹き飛んで感動の涙でした。

タイトルとURLをコピーしました